[慶事]長寿の祝い用の表書きと水引・のしの選び方・金額相場・マナーについて
2017年度の日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性87.26歳と年々、平均寿命が延びており、還暦を迎えたからといって現役で活躍している人が多くいます。
そのため、昔「長寿」と言われていた年齢は最近では70~77歳の「古稀」「喜寿」あたりに該当すると言われています。
お祝いをする場合は家でご馳走を作ったり、料亭やレストランで食事をしてお祝いしますが、主役の体調を考慮した上で計画を建てましょう。
お祝い金・品を贈る場合の相場
長寿のお祝いを贈る場合は普段から使えるもので、例えば「ひざかけ」「腹巻」「肌着」「和装小物」などが喜ばれます。
還暦では赤いちゃんちゃんこなどを贈る慣わしにちなんで、赤色のセーターやベスト、マフラーなどを贈る人が多いようです。
また、現金を贈る場合は以下が相場となります。
贈り先 | 金額 |
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両親 | 2万~3万円 |
祖父母 | 1万~2万円 |
親戚 | 5,000~1万円 |
お祝いを贈るタイミング
長寿祝いの品を贈る場合はお祝い状を添えて当日までに届くようにするのがよいのですが、長寿祝い自体、その1年がおめでたいとされているため、当日に間に合わなくても問題ありません。
お祝い金・品を頂いた場合のお返しと対応
お返しは基本的に不要ですが、祝賀会などを開いてもらったような場合には、例えば名前を入れた花瓶や茶器、「喜」「米」などの字が入った風呂敷やふくさなどを内祝いの記念品として一律に配ります。
表書きと水引・のしの選び方一覧
表書き | 特徴 | 参考図 | 作成 |
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敬寿 |
長寿祝い全般に。同様に、「寿福」「満寿」「長寿祝い」などもあり、敬老の日のお祝いにも使う。
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祝延寿 |
六十歳以上の長寿祝い全般に使うが、特に誕生日や敬老の日にふさわしい。延寿は命を延ばすという意味がある。
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賀華甲 |
華という字には、十が六つ入っており、甲は物の始まり、つまり「一」という意味から六十一歳のこと。還暦のお祝いに。
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祝還暦 |
還暦祝いの一般的なもの。「還暦御祝」「御還暦御祝」でもよい。
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祝古稀 |
七十歳の誕生日を祝って贈る金品。「古稀御祝」「寿古稀」でもよい。
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祝喜寿 |
七十七歳をお祝いして贈る金品に。七十七歳の誕生日を祝うときに。「喜寿御祝」でもよい。
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傘寿御祝 |
八十歳をお祝いして贈る金品に。祝傘寿」でもよい。
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祝米寿 |
八十八歳の誕生日を祝うときに。「米寿御祝」でもよい。
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祝卒寿 |
九十歳を祝って贈る金品に。「卒寿御祝」でもよい。
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祝白寿 |
九十九歳の誕生日を祝うときに。「白寿御祝」でもよい。
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御上寿御祝 |
九十歳、百歳、百二十歳のお祝いに。長寿のお祝いでは四文字を避けるケースが多いので五文字を使う。
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寿 |
寿すべての祝い事に使え、お返しとしての表書きにも使われる。
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内祝 |
長寿祝いをいただいたお返しに。
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還暦内祝 |
還暦のお祝いをいただいたときのお返しに。同様に喜寿祝いは「喜寿内祝」、米寿祝いは「米寿内祝」とする。
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