[日常]けいこ事・催し用の表書きと水引・のしの選び方・金額相場・マナーについて

おけいこ事の月謝の支払いは近年、振込や引き落としが増えてきましたが、今でも手渡しのところも多くあります。
その時、お金をむき出しで渡すのは、指導してくださる先生に対して、大変失礼にあたり、気持ちも伝わりません。
たとえ相手が自分より若い人だとしても、相手に礼を尽くし、きちんとした袋に入れて渡しましょう。
また、中に入れる紙幣も出来るだけ新札を用意しましょう。

月謝・入会金などに使う袋として、和紙の袋やポチ袋などを使いますが、決まった袋がなければ、白封筒でも構いません。
また、講演を依頼した場合の講演料は、紅白の水引きか白封筒をつかいます。

町内会や会社などで様々な催しを開く事がありますが、この時もお世話になった人へのお礼をすることがあります。
この時の金額相場については2,000~5,000円程度となりますが、その会社や町内会の慣習などもあり、事前に周囲の人に確認をしておくのがベストでしょう。

表書きと水引・のしの選び方一覧

表書き 特徴 参考図 作成

月謝げっしゃ

毎月の授業料。「月謝」の右肩に「〇月分」と書き添えます。また、誰からのお金か分かるように、氏名も忘れずに書き添えます。
  • 無地の白封筒
表書き「月謝(げっしゃ)」ののし紙・掛け紙見本

入会金にゅうかいきん

入会の時の決まりの納入金を包む。白封筒でよい。同様の意味で「入門料」がある。
  • 無地の白封筒
表書き「入会金(にゅうかいきん)」ののし紙・掛け紙見本

束脩そくしゅう

入門のお礼に。昔、中国で入門の際、干し肉の束を軽い贈り物にしたのが由来。
  • 無地の白封筒
表書き「束脩(そくしゅう)」ののし紙・掛け紙見本

お膝付おひざつけ

「入門料」と同じ意味。主として女性のけいこごとに使う。
  • 無地の白封筒
表書き「お膝付(おひざつけ)」ののし紙・掛け紙見本

祝御進級ごしんきゅうをしゅくす

けいこ事で、次の段階に進んだとき、お祝いと励ましも込めて贈る金品に。同様に「祝御昇級」がある。
  • 紅白
  • 蝶結び
  • のし付き
表書き「祝御進級(ごしんきゅうをしゅくす)」ののし紙・掛け紙見本

御免状料おめんじょうりょう

お花やお茶などの習い事で、師範などの資格を取るのに必要なお金に。昇級などは「許状料」を使う。
  • 無地の白封筒
表書き「御免状料(おめんじょうりょう)」ののし紙・掛け紙見本

講演料こうえんりょう

講演をお願いしたお礼。
  • 紅白
  • 蝶結び
  • のし付き
  • 白封筒でもよい
表書き「講演料(こうえんりょう)」ののし紙・掛け紙見本

揮毫料きごうりょう

書画をお願いしたときのお礼。揮毫は「筆をふるう」という意味。多額の場合は紅白の水引を用いてもよい。
  • 無地の白封筒
表書き「揮毫料(きごうりょう)」ののし紙・掛け紙見本

執筆料しっぴつりょう

原稿などを書いてもらったお礼。同様に「原稿料」があるが、この場合、絵やイラストへのお礼にも使う。
  • 紅白
  • 蝶結び
  • のし付き
  • 白封筒でもよい
表書き「執筆料(しっぴつりょう)」ののし紙・掛け紙見本

撰名料せんめいりょう

会社名、団体名、会名など、または商品名などを命名してもらったときのお礼。
  • 無地の白封筒
表書き「撰名料(せんめいりょう)」ののし紙・掛け紙見本

刻石料こくせきりょう

記念碑や歌碑などに、記念の文字を刻んでもらったときのお礼に。
  • 無地の白封筒
表書き「刻石料(こくせきりょう)」ののし紙・掛け紙見本

揮染料きせんりょう

絵をお願いした時のお礼。揮染は「紙を色で染める」という意味。
  • 無地の白封筒
表書き「揮染料(きせんりょう)」ののし紙・掛け紙見本
ページトップへ移動