[弔事]臨終に際して用の表書きと水引・のしの選び方について

身内の者が臨終のときには、直前までお世話になった医療関係者や周りに居合わせた人達に心からお礼を述べます。
医師や看護師への個人的な謝礼は原則的に不要ですが、長期入院していたり、熱心に対応して頂いたなど、並々ならぬお世話を受けたという場合は、何か金品で感謝の気持ちを表してもよいでしょう。
ただし、最近では治療費や入院費以外は受け取らない病院が増えていますので、その場合は何が何でも渡すということはせずに、感謝の気持ちをきちんと言葉で伝えるだけでよいでしょう。

謝礼を贈る場合

特にお世話になった医師や看護師に対し現金を包む場合は、医師に対しては「5,000~1万円」、看護師に対しては「3,000~5,000円」程度が相場となります。
また、この時使用する包みは黒白の水引をかけた不祝儀袋よりも白封筒の方が受け取る側は感じが良いかも知れません。
一方、 品物を贈る場合は、酒類や菓子類などが一般的です。

謝礼を渡すタイミング

謝礼を渡すタイミングは最後の支払いを済ませたあとや、死亡診断書を書いてもらったときなどに、お礼の言葉とともに渡すとよいでしょう。

表書きと水引・のしの選び方一覧

表書き 特徴 参考図 作成

御礼おんれい

お世話になった病院関係者へのお礼の金品に。
  • 無地の白封筒
表書き「御礼(おんれい)」ののし紙・掛け紙見本

こころざし

「志」はわずかですが、との意味で渡すもの。お世話になった病院関係者へのお礼の金品に。
  • 無地の白封筒
表書き「志(こころざし)」ののし紙・掛け紙見本
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