[弔事]法要・法事用の表書きと水引・のしの選び方について
仏式の場合、なくなった人の冥福を祈りその霊を慰めるために行う儀式を「法要」または「法事」といいます。
無くなった日を1日と数え、7日目に最初の法要の「初七日」を行います。以後、七日毎に法要を行い、最終の四十九日は忌み明けの法要として親族、友人知人を招き僧侶による読経後は一同で焼香・会食でもてなすなど、盛大に法要が営まれます。なお、この七日毎に続く法要を「追善法要」といいます。
また、年毎の法要は「年忌法要」といい、無くなった翌年を1年目として、1年目の一周期(一回忌)、2年目の三回忌、12年目の十三回忌、16年目の十七回忌、22年目の二十三回忌、26年目の二十七回忌、32年目の三十三回忌、49年目の五十回忌と続きます。
一周忌、三回忌では親族、友人・知人などが参列し、僧侶による読経後は一同で焼香・会食をします。
三回忌以降の法要は規模も小さく遺族・親族のみで行われることがほとんどです。
法要で読経して頂いた僧侶へはお布施を差し上げますが、これとは別に家に来ていただいた場合は「お車代」、お寺を借りて法要を営んだ場合は「お席料」を渡します。なお、その際の僧侶へのお礼の目安は次のとおりとなります。
対象 | 金額目安 |
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通常の法要 | 1万~3万円 |
大規模な法要 | 3万~5万円 |
お車代 | 1万円 |
表書きと水引・のしの選び方一覧
表書き | 特徴 | 参考図 | 作成 |
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粗供養 |
法要の引き出物に。
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掛け紙短冊不祝儀袋金袋用の短冊 |
供養志 |
「粗供養」と同様に用いるが、浄土真宗では使わない。
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掛け紙短冊不祝儀袋金袋用の短冊 |
卒塔婆料 |
百か日法要で卒塔婆供養をしてもらったときの金品に。同様に、「御塔婆料」がある。
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不祝儀袋金袋用の短冊 |
施餓鬼料 |
百か日法要の際、無縁仏を供養し、冥福を祈る仏事を執り行うときの謝礼。
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不祝儀袋金袋用の短冊 |
建立記念 |
墓石建立の法要の引き出物に。
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掛け紙短冊不祝儀袋金袋用の短冊 |
御盛物 |
法要のお供えの品に。
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掛け紙短冊不祝儀袋金袋用の短冊 |