[日常]お詫び用の表書きと水引・のしの選び方・金額相場・マナーについて
ビジネスや学校関係などのトラブル、ご近所への迷惑、工事による騒音など、日常生活では相手に迷惑を掛けてしまい、お詫びに伺う機会があります。その際は、まず直接出向いて誠意をもって謝罪することが大切ですが、場合によってはお詫びの品を持参することもあります。
お詫びの品には、華美ではない老舗のお菓子など、相手に負担を掛けないものを選ぶのが一般的です。持参する際は、先方に都合の良い日時を確認した上で伺うようにしましょう。
お詫びの品に掛け紙を付ける場合は、表書きに「御詫び」または「お詫び」とします。お詫びの状況によって「御挨拶」や「粗品」とする場合もあります。交通事故や工事など、相手の心情や状況によっては、あえて「御詫び」とせず「御挨拶」や「粗品」とすることもあります。
お詫びの品の表書き「御挨拶」「粗品」について
お詫びの状況によっては、「御詫び」ではなく「御挨拶」や「粗品」とする場合もあります。
例えば、工事を始める際に近隣へ事前に伺う場合は「御挨拶」とするのが一般的です。一方、工事の騒音などについて苦情を受け、その後にお詫びに伺う場合には、「御詫び」または「粗品」とすることがあります。
また、交通事故でこちらが加害者となった場合、被害者へお詫びに伺う際の品物には「御見舞」とせず、「御挨拶」や「粗品」とするのがよいとされています。「御見舞」とすると、事故によって被害を受けた相手をこちらが見舞うという意味合いになってしまうためです。
「粗品」は「粗末なものですが」という謙譲の意味を持つため、直接的に「お詫び」と表現することを避けたい場合に使われます。ただし、相手に正式に謝罪することが目的であれば、「御詫び」とするほうが謝罪の意思は明確に伝わります。
お詫びの掛け紙と水引
お詫びの品に掛け紙を付ける場合は、一般的には「のし」の付いていない紅白の結び切り(ま結び)の掛け紙を使用します。
お詫びなのに紅白の水引を使うことを気にする方もいますが、水引の赤色には厄を払い、悪いものを相手に渡さないという意味が込められています。そのため、お詫びの品であっても紅白のま結びを使用することがあります。
一方で、紅白の水引をお詫びの品に掛けることが気になる場合は、「無地短冊」に表書きだけを入れたり、掛け紙を付けずに包装だけにしたりする方法もあります。
なお、お祝い事などに使われる「のし」は付けず、のしのない掛け紙を使用するのが基本です。
お詫びの品の金額の目安
お詫びの品の金額は、相手に掛けた迷惑の程度や相手との関係によって異なりますが、一般的には「3,000~5,000円」程度が一つの目安となります。
比較的軽いお詫びの場合は「2,000~3,000円」程度、相手に大きな迷惑を掛けた場合や、ビジネス上の重要なトラブルなどでは「5,000~10,000円」程度とすることもあります。
ただし、高価な品物を持参すればよいというものではありません。あまり高額な品を贈ると、品物で問題を解決しようとしているように受け取られることもあるため、相手に負担を感じさせない金額にすることが大切です。
お詫びの品に適したもの
お詫びの品には、華美ではない箱入りのお菓子などがよく選ばれます。個包装で日持ちする焼き菓子や和菓子、せんべい、羊羹など、相手が保管しやすく、家族や職場などで分けやすいものが適しています。
生菓子や要冷蔵品など、すぐに消費したり保管したりする必要があるものは、相手に負担を掛けることがあるため、できるだけ避けるとよいでしょう。
また、派手な包装や高価すぎる品物よりも、落ち着いた包装の上質なお菓子など、きちんとした印象のものを選ぶことが大切です。
お詫びの品を渡すタイミング
お詫びの品は、訪問してすぐに渡すのではなく、まずは自分の言葉で誠意をもって謝罪することが大切です。その上で、相手が謝罪を受け入れてくださった後に、「心ばかりですが」などと一言添えて渡すのがよいでしょう。
品物を先に渡してしまうと、品物を渡すことが謝罪の目的であるように受け取られることがあります。お詫びの品は、あくまで謝罪の気持ちを形にしたものと考え、まず言葉と態度で誠意を示すことが大切です。
お詫びに伺う際の注意点
お詫びに伺う際は、突然訪問するのではなく、事前に先方の都合のよい日時を確認してから伺うようにしましょう。特に個人宅へ伺う場合は、相手の生活や仕事の時間を考慮することが大切です。
また、服装は派手なものを避け、清潔感のある落ち着いた服装を心掛けましょう。ビジネスでのお詫びの場合は、ダークカラーのスーツなど、改まった服装が適しています。
お詫びの際は、言い訳をしたり相手の責任を指摘したりするのではなく、まず迷惑を掛けたことについて謝罪することが大切です。必要な事情を説明する場合も、相手の気持ちを考えながら簡潔に伝えるようにしましょう。
お詫びの品を渡す際は、紙袋から取り出して相手に正面を向け、両手で差し出すのが丁寧です。相手から受け取りを断られた場合は、無理に渡そうとせず、相手の意思を尊重しましょう。
お詫びの品は、品物そのものによって謝罪を済ませるためのものではありません。相手に迷惑を掛けたことを真摯に受け止め、直接謝罪するとともに、今後同じことが起こらないようにすることが何よりも大切です。
表書きと水引・のしの選び方一覧
| 表書き | 特徴 | 参考図 | 作成 |
|---|---|---|---|
御詫び |
相手に正式に謝罪する場合、「御」の字を使うことで、より改まった丁寧な印象に
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掛け紙短冊 | |
お詫び |
「お詫び」は「御詫び」よりもやわらかく、堅苦しくしたくない場合などに。
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掛け紙短冊 | |
御挨拶 |
直接的に「お詫び」と表現することを避け、交通事故などで相手方へお詫びに伺う場合などに
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掛け紙短冊 | |
粗品 |
「粗末なものですが」という謙譲の意味があり、比較的軽いお詫びや、交通事故などで直接的な表現を避けたい場合に
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掛け紙短冊 |

